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色についての雑学

印刷

たくさんのものがある状態を表すことばのひとつに「色々」というものがあります。
この言葉の通り、色というものは一見同じに見えても少しだけ鮮やかだたり、濃かったり、明るかったりその数……なんと約1677万色です!
そして、印刷物の殆どは
C(シアン/Cyan)
M(マゼンタ/Magenta)
Y(イエロー/Yellow)
K(ブラック/Black)
の4種類、それぞれ0%~100%の数値を指定することによって、このたくさんの色を表現しています。

今回はそんな色について印刷物のデザインをするDTP(Desktop Publishing)オペレーター目線からちょっとした色の雑学のお話ししたいと思います。

1.金色・銀色は存在しない!?

色という概念上は金色や銀色などをはじめとするいわゆるメタリックカラーは存在しています。
しかし、これらをCMYKで表現すること出来ません。
でも、賞状の鳳凰部分などに印刷されているものなど一度は目にしたことがある方が殆どだと思います。
実はこれは金属粉が混ぜられた特殊なインクを使用して印刷しているんです。傾けた時にキラッと反射する色味はやはり手に取った人の目を引きますよね。
しかし、特殊インクは特別なものなのでコストが通常のものよりもかかります。それを考えると用途としては名刺やパンフレットなどに使用するのがほとんどで、チラシ用のように低コストで大量に印刷するものに対しては不向きです。
そんな時はDTPオペレーターの腕の見せ所です!
例えばシルバーだとしたら、様々な濃さのグレーや白を並べ、それぞれの境界線をグラデーションにする。これにより金属を傾けた時のあのキラッとした表面の質感を表現します。
しかし、どれだけ似せて表現したとしても特殊インクとCMYKの組み合わは全く違う刷り上がりになります。

2.白色は透明!?

メタリックカラーに続き特殊インクの話になりますが……実は白色も金色や銀色などと同じ特殊なインクなんです。
というのもDTPオペレーターはパソコン上でCMYKの数値を調整して色を作ります。その色の濃さは0~100%で数字が大きいほど色が濃くなっていきます。なので色の中でも一番明るい白はCMYK全ての数値を0%に指定します。しかし、パソコン上で0%=色を乗せないという意味になります。
例え印刷されたものに白色がある場合も単純に色が乗せないという指示をパソコンでしているでけであって、プリンターが白色に塗っているわけではないのです。あれは用紙の色である白なんです。なので、例えばの黒い用紙に印刷をすればパソコン上で白に指定した箇所は黒色になってしまいます。
白色の用紙で印刷することが殆どなので金や銀と比べると使用頻度は低いかもしれませんが、色のついた用紙を使用する際に白色を表現する場合は特殊なインクを使用する必要があるんです。

多くの人の目に止まるようなものを印刷したい!特殊なインクを使えばその確率はグンと上がります。
しかし、コストや印刷する量など考えなければならないことがあるのが殆どです。
弊社はお客様のコスト面も考えた提案をさせていただきますので、一度ご相談下さい。

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